かっこいいは滲み出るもの

未だに引きずるカウコンの話が収まらずTwitterに居座ってる寝正月。
今日からいやいや昨日から仕事始めだった方も多いのではないでしょうか。お疲れ様です。
わたしは再び短期のバイトに申し込み、学校の課題を片手に就活も終盤戦に向かいつつある。
まぁそんな話はさておき。
今年1発目のブログがまさかの伊野尾くんこじらせ話で本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが今回は間近で感じた他のメンバーへの印象の変化(結局こじらせ話)を記したいと思う。
Hey! Say! JUMPのかわいい担当、と呼ばれている有岡くんと知念くんの話である。
担当でも無いのにこんなことを書くのは失礼なことに値するかもしれないけれどわたしの頭の中の整理と確認をするためだけのブログなのでご容赦いただきたい。

まずは知念くんの考察から記したい。
アイドルになること、が目標だった彼はこの仕事に対して誰よりも真っ直ぐに対峙している。
「結婚」というもの自体考えないようにしていたり、度々「24時間アイドルなので」と口に出して言っているところからもなんとなく伺える。
しかし、個性や他にないキャラクターを打ち出し誰よりも目立ちたい!という芸能人らしさはほとんど見当たらないように思う。むしろそういうことに関してほとんど興味が無い気がした。「アイドルになって〜」とか「.テレビに出て〜」という後ろの言葉は彼の中にあまり必要としてない気がする。ブレないものはアイドルだという気持ちきっとそれだけ。
具体的な自分の性格やひとりで過ごすプライベートの時間を自らじっくり語る姿をほとんど見たり聞いたりしたことがない。
つまり、私の中の知念くんはアイドル知念侑李を自ら発信し作り出しているのではない。見ている人から発信される知念侑李をそのまま受け入れ形にしているのではないか?ということだ。

今回初めてコンサートで体感できたことは彼がかわいいのプロだということだった。
それをしっかりと突き付けられたのは「みんな〜!また来年も会おうね!」と呼びかける煽りやアップになった時の「かわいい知念くんですよ♡」感が全て正解で、不正解がまるで見当たらなかったからだ。
現実的な考えかたを誰よりも持っている彼がアイドルという職業においてこんなに合理的な方法はない、と選んだのが先ほど書き記した私が思う「芸能人」にならないことだったのではないだろうか。
もはや文化でもあり伝統である「知念侑李はかわいい」という概念。
これは果たして知念くん発信なのだろうか。
かわいいと大多数の人間に言われてきた知念くんが「なるほど」と要望にしっかり応えてきてくれた結果と受け取るほうが個人的にしっくりくるのだ。いやかわいいと言わざるを得ないかわいさなのはもちろん察した上での話である。
しかしそれだとアンドロイドのようだと主張しているように聞こえるだろうか。
そうではない。知念くんは周りの声を、周りの気持ちを鋭利な武器にしているだけで意志がないということには繋がらない。
なぜならそれを武器にしようと決め、実際に使うのは知念くんの意思が伴っているからだ。

伊野尾くんの話では盾と鎧、防具の話になったが、知念くんが携えているものは武器だと思う。
その中でも知念くんは拳銃やアーチェリーといった飛び道具がしっくりくる。
長年の勘と技術力、周りの状況を読む能力で百発百中ファンの気持ちを射止めそしてその上知念くんは武器の殺傷能力をきちんと理解して無駄遣いをしない。まさにプロフェッショナル仕事の流儀。使われたほうも直前まで知念くんの緻密な計算を元に行われた仕事だなんてきっと気づかない。
わたしはそんなかわいいプロの仕事を見て熱狂し、しみじみとかわいいを噛み締めているひとりなのだが(コンサートでもそうだし基本的にわたしはそう)
そんな中でも印象的だなと感じたのがダンスナンバーでの知念くんだった。
表情を常に作っているの有無(少なからず作っているとは思うが)までは分からなかったが、舞っている知念くんから滲み出るのは「ダンスがなによりもすき」という熱量だった。
指先まで神経を尖らせ、ターンの美しさはメンバー随一。技巧的な美しさから生まれる観客の視線の引き込み力は本当に素晴らしい。
結果、小さくてかわいいを入口にそこから始まる知念くんの魅力は底なし、という思考にたどり着いた。

続いて有岡くんの話をしようと思う。
前々からかっこよくてクラスの人気者!というイメージが強く、かわいいという言葉からは離れている人な気がするなぁ…と思っていたのだが、それが明確になったように思う。
ステージでの有岡くんはキラキラオーラを余すことなく開放し、ところ構わずそれを撒き散らしていた。笑顔と相まって曲ごとにくるくる変わる表情や男らしいダンスはHey! Say! JUMPのバラエティ班、いつもの大ちゃんからはイメージしづらい。

そこからわたしが感じたのは「スキがない」ということだった。
不思議なことにBESTコーナーでの表情とダンスナンバーでの表情は真逆だと思うのだが、
有岡くんのテンション自体は全く同じ温度感を持って挑んでいるように感じたのだ。
何事にも全力!という当初のイメージとは少し違い、アイドル=コンサートであり、生のパフォーマンスを見てもらうことへのこだわりがあるように思えた。プロ意識の強さがバキバキだった。
ドラマやバラエティ番組において有岡くんに対しては「大丈夫かな…」と不安に感じることはほとんどない。場数を踏んでいるというのは大きいと思うのだが、初めて共演するであろう人たちにも臆することなく自分をさらけ出し空気を決して崩さない。自分の強みをしっかり把握し、ずっと等身大でいることができる人なんてそんなに多くいない。
スキというのは「アイドルとしてではなく本音がみえる瞬間や発言」「ダンスの振付や歌詞を間違える」「噛んだり漢字が読めなかったり」等色々と挙げられるわけだけれど、有岡くんは正に等身大の自分を売りにしているのでそういうスキですらアイドルの有岡くんに感じてしまう。つまりアイドルと普段の有岡大貴との境界線をほとんど感じないのはそういう理由だったのではないかと思った。
そんな中でコンサートは有岡くんにとってはより特別な場所なのかもしれない。
実際にファンが足を運び、生の自分たちを見に来るというのはメンバーそれぞれの声やパフォーマンス、そこから生まれるスキを体感できることに期待していることが大半だと思う。
有岡くんの持ち味をそのまま披露するだけでもファンはきっと喜ぶ。等身大アイドルはその全てを網羅しているからだ。
しかし有岡くんはその枠内に収まらない。等身大のアイドルにtheアイドルを特盛にしてファンサやダンス、歌をやりきることであっという間に手に届かない存在にしてしまう。どこか親しみやすいお茶の間アイドルではないことがコンサート、つまりステージに有岡くんが立つことではっきりするのだ。かっこよさを解き放った有岡くんの存在感たるや…プロフェッショナル仕事の流儀(part.2)。

有岡くんは武器でもなくその身ひとつ武道一筋という感じ。自分で感触を確かめ勝負をして経験を蓄積していくファイター。傷もアザもたくさん作ってるはずなのに全部見えないところに仕舞って、まっすぐ突き抜けたいんだって笑いとばしちゃう強くて気高い人。
ステージ上の有岡くんをファンしか知りえないなんて勿体ないけど知らなくてもいいと思っちゃう。だってみんな好きになっちゃうじゃない…?

という考察に行き着きました。
正解なんてそれぞれの心の中にあるものだと思うのでどうか広い心で受け流してください。
要するに知念くんと有岡くんはめちゃめちゃかっこいいという話でした。
ありがとうございました。